『ロードバイクで起きやすい事故』とは?事故原因を理解して安全に走ろう

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自転車事故は年々減少しているとはいうものの、現在でも年間約80,000件にも及ぶ自転車関連事故が生じています。

年間400人以上の人が自転車乗車中の事故によって死亡している現実を考えると、スピードの出やすいロードバイクに乗っている方は、安全に対する意識をより高めなければなりません。

そこで今回はロードバイクで起きやすい事故についてまとめていきます。

事故原因や事故が起きやすい具体的なシチュエーションを把握して、安全に走れるようにしてください。

 

対自動車との事故

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自転車は原則車道の左側を走行することが法律によって定められています。

ロードバイクに乗る方もスムーズに走るために車道を活用している人も多いでしょう。

しかし、安全意識が欠けているとさまざまな状況で事故を誘発してしまうので注意してください。

 

①出会い頭の事故(一時不停止)

自転車対自動車事故で考えられる事故として多いのが「出会い頭(一時不停止)」です。

交差点など「止まれ」の標識がある部分で一時停止を行わず進んでしまうと、左右から来た自動車が飛び出した自転車に反応できず衝突してしまいます。

一時停止がある場所は見通しが悪く、急に飛び出すとブレーキを間に合わせることができにくいため、事故を誘発しやすくなってしまいます。

特に、自転車の場合、運転免許を取得しなくても走れるため、このようなルールに無頓着になっているケースもしばしば見られます。

一時停止の標識がある場所では、必ず停止して左右をキチンと確認してから進むようにしてください。

 

②左折時の巻き込み

直進しようとする自転車に対して、左折をした自動車が巻き込んでしまうことによって生じる事故です。

自動車の左後ろは死角になりやすいため、後ろから走ってくる自転車を視認できないことも原因として考えられます。

自転車側としては前を走る自動車の挙動をしっかりと把握しなければなりません。急に減速をしたときや、ウインカーが点灯したときなど、左折のシグナルを確認した上でスピードを落としましょう

また、自動車の挙動に反応するためにも車間距離を十分に空ける必要もあるでしょう。

自動車の中には左折する直前で自転車を追い抜く危険な運転をするケースもあるため、後方確認も忘れずに行ってください。

 

③右直事故

直進する自転車に対して、右折してきた自動車が衝突する事故です。

自動車側としては自転車の存在を視認できていなかったり、自転車のスピードが遅いことから右折が可能だと判断したりすることが原因として挙げられます。

また、自転車が車列をすり抜けている際に、前方で右折してきた自動車と衝突するというケースも存在します。

自動車はそこまで自転車を基準に走っていないため、対向車線の動向を確認しながら、事故を未然に防いでください。

重要となるのは周囲の交通状況の把握です。

同一車線を走っている自動車との車間や自分の後ろで走っている自動車の有無などによって、対向車線の判断が変わってくるでしょう。

一歩先の状況を常に予測しながら走るのが重要となります。

 

④信号無視

信号無視によって生じる交通事故も多く起きています。

自分が信号を守らないだけでなく、相手が信号を無視した結果、事故に巻き込まれてしまうというケースもあるので注意が必要です。

交通ルールは自分だけが守っていれば安全というわけではありません。常に周囲の道路状況を把握して、予想外の自体が起きても対処できるような視野の確保が必要です。

 

⑤対向車線への飛び出し

ダウンヒルでスピードを出しすぎてしまったために、コーナーを曲がりきれず対向車線にはみ出した結果、対向車と正面衝突してしまうという事故も考えられます。

スポーツバイク特有の事故ともいえますが、スピードが出ている中で自動車と正面衝突すると重大な事故に繋がりかねません。

スピードが出やすい場面でも、常に自分がコントロールできる範囲にスピードを抑えることが重要です。

 

⑥トンネル

トンネルは視界も悪く、道幅も狭いため事故を誘発しやすくなります。

サイクリングでは、できるだけトンネルを避けて走った方がいいですし、可能であれば歩道に避けて走るのが無難です。

ライトも必ず点灯し、できれば走行前にGoogle Mapなどでトンネルの長さや明るさ、歩道の有無などを確認しておくと事故を未然に防げます。

 

⑦自動車の追い抜きによる接触

ロードバイクは自動車よりも速度が遅いため、常に後方から追い抜かれる形になります。

その際に、自動車が自転車に接触して事故が起きるケースが存在します。

特に、道幅の狭い道路や交通量が多く、自動車が速度を出して走っている道路など、事故のリスクが高まります。

車道を走行する際は細かく後方を確認して、自動車がいつ自分を追い抜くかタイミングを図りながら走ると安全です。

トラックなど対向側に避けて追い抜くのが難しい大型車が後ろを走っていた場合は、一度歩道に避けてトラックをやり過ごすといいでしょう。

 

対歩行者事故にも常に注意

ロードバイクの場合、車道を走ることが多くなりますが、対歩行者事故にも十分注意しなければなりません。

左折時に横断歩道を渡ろうとした歩行者に衝突するケースや、車道に飛び出してきたランナーとぶつかる事故などが考えられます。

自転車で歩行者と衝突してしまった場合、自転車側に責任が問われるケースがほとんどとなりますし、歩行者が死亡してしまった場合には、莫大な賠償金が請求されてしまいます。

歩道を走る際もは歩行者を優先しながら、配慮のある運転が求められるので、歩道はかならず徐行し、常に周囲の状況を把握しながら走らなければなりません。

 

まとめ

ロードバイクであちこち走り回るのは非常に楽しいですが、安全に対する意識が欠けていると事故を誘発してしまいます。

事故が起きやすいシチュエーションを覚えて、常に周囲に気を遣いながら走るようにしてください。

また、安全意識だけでなく、自転車側の装備も重要です。ヘルメットや前後のライトを装備し、ブレーキやタイヤなどに異常がないか定期的にメンテナンスを行うようにしてください。

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