サイクリングの消費カロリーが高い時期は?夏と冬で痩せるのはどっち?
サイクリングを楽しみながら体重も減らしたい!と思っている人にとって、運動時の消費カロリーがどれぐらいなのか気になるところですよね。
最近では、サイクリングアプリも充実していますし、カロリー計算も簡単にできるようになっているため、効率的なダイエットが可能になっています。
そんな中で「夏と冬で痩せやすいのはどっち?」という素朴な疑問が浮かんだ人も多いかもしれません。
屋外で行うサイクリングにとって気温の違いは大きな影響を及ぼしますが、消費カロリーという観点ではどうなのでしょうか。
今回は夏と冬でサイクリングの消費カロリーが高いのはどちらなのかを解説していきます。
実は寒い日の方が消費カロリーが多い
「夏の方が汗もかくし、ダイエット効果が高そう」というイメージも強いですが、実は冬のトレーニングの方が消費カロリーが多いという研究結果があります。
もちろん汗をかいて水分を排出すればむくみも取れやすいですし、体感的には夏の方がダイエット効果がありそうなのですが、実は気温が低い方が消費するエネルギーは大きくなります。
主な理由としては、寒い中で身体を動かすと体温をキープするために、エネルギーを燃焼して熱を作り出す作用が働くことでカロリーが消費されることが挙げられます。
運動量は同じでも運動以外で使うエネルギーが多くなるため、冬のサイクリングの方がよりダイエットに効果的と言えます。
冬は食欲が抑えられない可能性がある?
寒い方が消費カロリーが多くなるとは言うものの、冬のトレーニングにも注意が必要です。
気温が低いと食欲を制御するホルモンが変化し、運動後に食事量が増える可能性があります。
いくら消費カロリーが多くても、摂取カロリーが増えてしまっては意味がありません。
冬にサイクリングをするとついつい食べすぎてしまうという人は意識して食べる量を抑えていく必要があるでしょう。
冬は脂肪が燃焼しにくい?
冬の方が消費カロリーが高くなるという研究がある一方で、冬の運動では脂肪が燃焼しにくいという研究もあるそうです。
気温が低いと血管が収縮し、身体が脂肪を分解してエネルギーに変換する働きが弱まるため、運動による脂肪燃焼効果が落ちるというのが主な理由です。
そのため、消費カロリーは多いのですが、脂肪は燃焼しづらいという状態になってしまいます。
逆に、気温が高い日に運動をすると、血管が拡張して脂肪がエネルギーに変換されやすくなるようです。
運動時間を確保しやすいのは?
消費カロリーや脂肪燃焼とは直接関係ありませんが、運動時間についても季節によって異なるはずです。
人によって夏と冬の好みは異なりますし、「暑い日には外に出たくない」という人もいれば「冬の寒さは耐えられない」という人もいるはずです。
快適な気温であれば長時間も可能ですが、極端に暑い/寒い気温だとそう長くは続けられませんよね。
夏は外で過ごすだけで体力を奪われてしまいますし、水分も汗で抜けていくなど、肉体的にも精神的にも辛さを感じてしまいます。
冬も同様に厳しい寒さが身体能力を低下させ、体調不良を起こしやすくなるので注意が必要です。
サイクリングは屋外で行うスポーツでもあるので、日照時間も影響を及ぼします。
気温変化に運動時間については好みの問題もありますが、気温による消費カロリーの変化よりも、運動時間の変化の方がダイエットには影響を及ぼすでしょう。
まとめ
夏と冬で消費カロリーが多いのはどちらなのか解説しました。
気温が高い中でサイクリングをするとダイエット効果が高そうに思えますが、基本的には汗をかいて体重が減少しているのが目立つだけで、消費カロリーについては冬の方が上と言われています。
もちろん極端な差ではないため、ダイエットをするためには継続してサイクリングに取り組むことが重要です。
ただ、気温の変化によって運動中の身体の働きや反応が異なるという点を頭に入れておくと、より効率的にダイエットに励むことができるはずです。
今回の記事を参考にして、寒い中でも頑張ってサイクリングを楽しんでみてください。
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