海の上を自転車で走る?「海上自転車」とは?
目次
自転車は道路の上を走るだけでなく、雪やレールの上など、さまざまなスタイルで走るものがあります。
そんな中、愛媛県の今治市では、海の上を走る「海上自転車」が行われています。
自作の海上自転車で参加する大会も開催されており、地域の中で愛される存在にもなっています。
今回は海の上を走る海上自転車を紹介します。新たな自転車体験に興味がある方は、ぜひ最後までご覧になってみてください。
海上自転車とは
海上自転車とは、自転車からホイール部分を取り外して、代わりにフロートを取り付けることで、水の上を走れるようにした乗り物です。
ペダルを漕ぐことで、後部に取り付けられたスクリューが連動する仕組みになっており、ペダルを速く漕ぐほど力強く進むことができます。
愛媛県今治市では「海上自転車競走」が開催される
引用:みとん今治
愛媛県の今治市では、毎年海上自転車を使った競走大会が開催されています。
大会は2015年から続いており、サイクリストの聖地としての「今治市」と造船の町としての「今治市」の発信を目的としています。
海上自転車競走の模様については以下の動画をご確認ください。
2024年にも開催が予定されており、以下の概要で予定されています。
- ◆開催日:2024年9月29日(※予定)
- ◆開催場所:東村海岸公園(※予定)
- ◆公式サイト:「海上自転車競走」
海上自転車競走に参加する方法
海上自転車競走に参加することもできます。
2023年度のエントリー要項としては以下のようになっています。
- ◆エントリー費:5,000円
- ◆募集定員:30艇
- ◆必要事項:チーム名・企業名・企業PRコメント・代表者の住所・メールアドレス・電話番号
- ◆受付窓口:公式サイト
- ※情報は2023年度大会のもの
参加するにはエントリー費と自作の海上自転車が必要です。
①海上自転車は自作して参加する
大会に参加するための海上自転車は自作しなければなりません。
簡単な構造としては、自転車のホイール部分を取り外して、本体の下部にフロートを設置する形になっています。
ペダルを漕ぐと、後部のスクリューが連動して回転することで前方に進む仕組みになっており、大会に出場するには以下の規定を守らなければなりません。
- ◆サイズ制限:
- ・全長 4.0m以内
- ・全幅 1.8m以内
- ・水面下 0.6m以内
- ・全高 制限なし
- ◆重量制限:100kg以下
- ◆人数制限:何名でも可
- ◆駆動構造:足でペダルを回して駆動する(※モーターやエンジンなど人力以外は不可)
- ◆推進装置:スクリュー、水車など
- ◆その他:ビンディングやシートベルトなど身体を固定するパーツの使用は不可
また、動画にて自作船の詳細を解説したものもあるので、興味のある方はご確認ください。
②地元の高校生が参戦
今治市で開催される海上自転車競走には、地元の工業高校生も参加しています。
【製造技術】自作のマシンで挑む”海上自転車レース”!高校生3人の挑戦 愛媛 NNNセレクション
学校の課題研究の一環として、海上自転車作りにチャレンジしており、試行錯誤を繰り返しながら優勝を目指しています。
③海上自転車体験もある
海上自転車競走では、自作船で参加するだけでなく、体験できるイベントもあるようです。
普通の自転車とは乗り心地がどのように異なるかなど、気になる方は体験してみてください。
まとめ
海の上を走る海上自転車を紹介しました。
島などで海沿いの道をサイクリングするのは非常に気持ちいいものですが、海の上を走るのはまた違った魅力がありそうですね。
また、波に乗りながらバランスを取るのは、マウンテンバイクに似た刺激が得られるかもしれません。
気軽に体験できるイベントもありそうなので、今治市に行く機会がある方はチェックしてみてください。
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