【北アルプス山麓フランフォンド2021】ロングクラス130kmに参加してみた!〈後編〉
前回の記事では、北アルプス山麓グランフォンドのコース序盤にある小熊山を登ったところまででした。
今回は、130kmコースの続き〜ゴールまでをレポートして参ります!
最初のエイドステーション 白馬エイド
小熊山から木崎湖までのダウンヒルを終えてから目指すのは、最初のエイドステーション「白馬エイド」!
今回の130kmクラスでは、7カ所のエイドステーションが設けられています。
木崎湖からエイドまでは約22km。
分かれ道には案内看板が設置されているので、ルートを間違える心配もありませんでした。
エイドに向かう途中で通った松川橋からの景色が、これまた絶景!
タイムを競っているわけではないので、景色を見たり写真を撮ったり、自分の好きな時に立ち止まって楽しむことができるのも、こういうイベントの魅力ですね。
8:20 待ちに待った初エイドステーションに到着〜!!
最初の提供物は‥‥
手打ち蕎麦でした〜!嬉しい!
お蕎麦が美味しくて、更にはお腹が空いていたので何杯もおかわりしたい‥‥気持ちをぐっと堪えて、次のポイントを目指します。
白沢洞門〜鬼無里給水所
最初のエイドステーションを出発して、これから向かうのは嶺方峠(白沢峠)。早速またヒルクライムです。
白馬側から登ると、頂上までは距離7.89km、獲得標高392mというこちらの峠。
頂上にある白沢洞門のトンネルからは北アルプスの絶景が見えると有名で、以前から一度行ってみたかった場所でした!
STRAVA上では平均斜度5%ということですが、もっとキツかった気が‥‥(笑)
9:25 そんなこんなで、滝汗をかきながら頂上に到着!
振り返ったら絶景が見えるはず‥‥!
と思ったら、雲で隠れて山が全く見えませんでした〜(笑)
ですが、ここに来ることができたので大満足です!景色はまたいつかリベンジしたいと思います。
峠を下っていくと、2つ目のエイドステーション!「鬼無里給水所」があります。
9:50 エイドに到着
ここの提供物は、味噌きゅうり!
添えてあるお味噌が、これまた美味しくて。
きゅうりを食べながら休憩をして、身体をクールダウンさせてから再出発です。
小川アルプスライン
鬼無里給水所を後にし、これから向かうのは小川アルプスライン。
この小川アルプスラインの登りは4.3km程度ですが、この短い距離にもかかわらず獲得標高は320m程、最大斜度は17%という、脚を削られる難所でした!(余裕がなかったので、登っている最中の写真はありません。)
そしてこの辛い坂を登りきった地点にあるのが、3つ目のエイドステーションである「小川アルプスラインエイド」。
そのおかげで「エイドが待ってるぞー!補給できるー!」と、何とか頑張ることが出来ました。
11:00 エイドに到着
ここの提供物は、おやきでした♬
スポーツドリンクももらって一気飲みです。
この日は雲が多いものの日差しは強く、皆んな汗だく。
まさかこの後、豪雨に遭うとは‥‥この時は全く予想しておりませんでした。
ぽかぽかランドエイド〜美麻支所給水所
エイドステーションを出てダウンヒルを終えてからは、大きな山や峠はなく、緩斜面はあるのもの比較的走りやすい道が続きます。
小川アルプスラインエイドから15kmほど走ったところにあるのが、4つ目のエイドステーション「ぽかぽかランドエイド」。
11:50 エイドに到着
4つ目のエイドは、ねぎ味噌おにぎりです。炭水化物!エネルギー源!キタ〜!!!!
この時点で走行距離95km、獲得標高1,680mと、ある程度走ったのでそろそろガッツリした物を欲しておりました。(※宿からスタート地点までは自走した為、10kmほど余分に走っております。なので、実際にはコース85km地点。)
ここでは少し長めに休憩をしてから、再出発しました。
なんてったって、エイドを出た直後から間髪入れずに勾配のある急坂が登場するのです。
またまたヒルクライムからスタートです。
距離3.68km、獲得標高256mの坂を登り切ると、次のエイドステーションが待っているので何とか踏ん張ります。
12:40 5つ目のエイドステーション、「美麻支所給水所」に到着!
提供物は、おぼろ豆腐の冷ややっこ。
坂を登って体が熱っていたので、さっぱりした冷ややっこがとても美味しかったです♬
ここを出発してからは、ラスボス鷹狩山を目指します‥‥
鷹狩山
ここからは本コース最後の山、鷹狩山に向かいます。
距離は6.45km、獲得標高は366mのルートで、山頂手前の数百メートルは最大斜度20%の激坂が待ち構えています。
最後の難所だと思って、気合を入れて乗り切りたいところです。
ところが‥‥
なんと残り3kmほどの地点で突然の豪雨が!
あまりの雨の強さに、立ち止まって木の下で雨宿りしている方もちらほら‥‥
私たちも一旦止まりましたが、一向に雨が収まる気配もなくむしろ強くなっていく一方だったので、そのまま頂上まで走ることにしました。
こんな豪雨のなかで細い山道を全力で走ることは初めてだったので、だんだん面白くなってきてしまい、今となっては良い思い出です。(笑)
それにしても、頂上手前の激坂は油断すると滑りそうで怖かった。。
13:45 6つ目のエイドステーション、「鷹狩山エイド」に到着!
ここではアイスをいただきました〜♬
雨で身体が冷えてしまったので、山頂にある展望台の中でしばし休憩することに。
15分ほどすると、だんだん雨が弱まってきて青空が見えてきました!
鷹狩山は信濃おおまちのパワースポットとしても知られていて、山頂から北アルプスの山並みが一望できる絶景スポット。
恋人の聖地としても認定されていて、頂上にはハート型のモニュメントも設置されています。
すっかり雨も上がって太陽が出てきたので、これから下山して最後のエイドステーションを目指します。
いよいよゴールが近づいてきました!
大町温泉郷エイド〜ゴール
鷹狩山から7つ目のエイドステーション「大町温泉郷エイド」までは11kmほど。
若干登り基調らしいのですが、これまで走ってきた山や峠で感覚が麻痺しているのか、平坦に感じました。(笑)
とはいえ、さすがに疲労も出てきています。
15:10 エイドに到着
最後のエイドは、冷麦でした!美味しかったなぁ。
そしてここからは、いよいよゴールに向かいます。残りは約10km、300m upほど。
今回のラスボスは鷹狩山といいましたが、実はゴール直前にある数百メートルがこれまたハードな坂なのです。ストラバのセグメント上だと、距離0.74km、獲得標高106m、平均勾配はなんと‥‥14.2%。
最後の最後まで足を酷使させる、素晴らしいコースですね。(笑)
16:20 ゴール
最後の坂も、ここを越えればゴールだ思うとパワーが出てきて、無事にゴール出来ました!
いや〜楽しかったの一言です!!
ゴール後はイベントのスタッフの方々が写真を撮ってその場で印刷してくださり、素敵な完走証をいただきました。これは思い出に残りますね。
これにて、北アルプス山麓グランフォンド2021終了です!!
‥‥と、言いたいのですが実は続きがあります。
今回、朝に会場まで自走した分を足すと獲得標高が3,000m upになることを想定していたのですが、ゴールした時点ではあと少しばかり足らず。。
ゴール前の坂道を1.5本追加しました。(笑)
ここまできたらもう意地でも登るしかないですね。
無事に獲得も3,000mを超え、大満足の一日となりました!
おわりに
2021年の大会テーマは、「みんなでコロナ禍を乗り越える、北アルプス山麓グランフォンド2021」。
今年は参加証をQRコードにしたり、間隔を空けて少人数ずつのスタート、エイドステーションでは密を回避するような工夫や食べ物を一人分に小分けにして配布する等、多くの配慮がされていました。
コロナ禍でも、参加者の安全を考えながらも楽しく参加して欲しいという想いが伝わってくるイベントでした。開催してくださった実行委員会の皆さま、関係者の皆さまには感謝です。
また来年も必ず参加したいと心に決めたイベントでした!(来年は160kmクラスかな‥‥?笑)
Instagramアカウント:@arincoarisa89
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