《ビンディングシューズ》の選び方を解説!何を基準に選べばいいの?
目次
足元を安定させて、より効率的なペダリングを可能にすることで、ライダーのパフォーマンスを引き出してくれる「ビンディングシューズ」。
ロードバイクに乗り慣れてきたら、フラットペダルからビンディングペダルへの移行を考えている方も多いと思います。
ビンディングを導入するに当たって、専用のペダルはもちろんですが、ペダルに足を固定するための専用シューズも必要となります。
ペダルの規格に合ったシューズを買う必要がありますし、価格帯によっていくつかの違いもあるので事前に把握しておきましょう。
今回はそんなビンディングシューズの選び方について解説していきます。
ビンディングシューズの種類を把握しよう
ビンディングシューズには、各商品によって規格や種類などが分かれています。
使用するペダルやサイクリングの目的に合わせて、自分に合うビンディングシューズを選べるようにしていきましょう。
ここでは、ビンディングシューズの種類について詳しく解説します。
①クリートタイプ
ビンディングシューズとビンディングペダルを固定するために、ソール部分に「クリート」と呼ばれるパーツを取り付けます。
各ビンディングシューズのソールには、クリートを取り付けるための穴があるのですが、この穴の数によって使用できるクリートが異なるので注意してください。
主な種類としては「3穴タイプ」と「2穴タイプ」があります。
対応するペダルの規格としては下記の通りです。
・3穴タイプ:SHIMANO(SPD-SL)、Look、TIME
・2穴タイプ:SHIMANO(SPD)
初めてビンディングペダルを使う方の多くは、SHIMANO製の商品を購入されると思います。
SHIMANOのビンディングペダルには、SPD-SL(ロードバイク向け)とSPD(マウンテンバイク向け)の2種類があるので、自分が使うペダルに合ったシューズを選んでください。
また、SPEEDPLAYのペダルは4穴で固定するタイプとなっているのですが、こちらに関しては、4穴専用シューズを買うか、3穴から4穴に変換するプレートを使うといった方法で導入できます。
②留め具のタイプ
ビンディングシューズの留め具についても、いくつかの種類があります。それぞれ調整のしやすさやフィット感、価格帯などが分かれているので、それぞれ確認してください。
・紐(シューレース):調整がしやすく、フィット感が高い、脱着に手間がかかる
・ベルクロ:安いモデルに多い、脱着が用意、フィット感はイマイチ
・ラチェット:安定感が高く、走行中も緩みにくい、ラインナップが少ない
・ダイヤル:フィット感が高く、細かい調整が可能、ハイエンド
ビンディングシューズのラインナップで多いのは「ベルクロ」と「ダイヤル」の2つといえるでしょう。
エントリー向けの商品には「ベルクロ」が多く、ミドル〜ハイエンドなものには「ダイヤル」が採用されています。
また、複数の留め具を組み合わせるようなシューズも多く見られます。
よりパフォーマンス性能を上げたいのであれば、締め付け具合を細かく調整できて、フィット感も抜群な「ダイヤル」タイプがおすすめです。
安いシューズと高いシューズの違い
ビンディングシューズは、商品によって5,000円〜70,000円の価格帯でラインナップされています。
では、安いシューズと高いシューズで一体何が違うのか詳しく見ていきましょう。
①重量
ビンディングシューズの一般的な重量は250g程度といわれています。高いモデルのシューズになると、より軽量化されるためヒルクライムなどのパフォーマンスをあげることができるでしょう。
最軽量モデルだと150gといったシューズもあります。ただし、軽いほど耐久性が落ちるケースもあるので注意が必要です。
②ソール
ソールの素材には「樹脂」「カーボンコンポジット」「フルカーボン」の主に3つがあり、カーボン製のソールが使われているシューズほど高価になります。
カーボン製のソールはより固くなっているため、効率的にペダルへ力を加えることができます。ただ、ソールが固いと足への負担がかかるケースもあるので、人によって向き不向きはあります。
③フィット感
ハイエンドなビンディングシューズには、ダイヤル式の留め具が使われていたり、形状やシューズの素材を工夫したりすることでフィット感を高めるように設計されています。
足にフィットしたシューズを使うと、ペダリングの力が逃げにくくなり、より高いパフォーマンスを発揮することができます。
お店でビンディングシューズを選ぶときのポイント
お店で実際に試し履きをしながら、ビンディングシューズを選んでいくときのポイントを解説します。
普段使っているスニーカーなどとは異なる基準で選ぶ必要があるので、試着する際の参考にしてみてください。
①普段使っているシューズよりも少し小さいものを選ぶ
ビンディングシューズを選ぶときによくある間違いとして「普段履いているシューズと同じサイズを選ぶ」というのが挙げられます。
もちろん大失敗することはないと思いますが、ビンディングシューズの場合、特にかかとやつま先の部分がしっかりとフィットしていないと、ペダリングの力が逃げやすくなってしまいます。
なので、普段履いているシューズよりも少し小さいサイズを試着してみてフィット感を確かめてみましょう。
②足のサイズや幅を測ってもらう
お店に行って足のサイズや幅を測ってもらった上でシューズを選ぶというのも重要です。
足の長さに合わせたシューズを選ぶことで、つま先やかかとにフィットするものが選べます。メーカーによって足幅が異なるので、自分に足に合ったメーカー選ぶというのも重要です。
試し履きをして、しっかりと留め具を締めた状態の感覚を確認して、動きなどを確認しながら足にフィットしたシューズを選んでください。
もしかかとなどが合わないと感じたら、インソールを使って調整するというのも有効です。
まとめ
ビンディングシューズの選び方について解説しました。
ただ高いシューズを買えばいいというわけではなく、足とのフィット感を考慮するのが非常に重要です。
最後に、初心者から上級者までにおすすめのシューズメーカーをまとめておきましたので、こちらを参考にしながら自分に合った商品を選んでみてください。
【初心者向け】:SHIMANO、dnb
【中級者向け】:SHIMANO、フィジーク 、
【上級者向け】:フィジーク 、GIRO、スペシャライズド、ボントレガー、TIME
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