ディスクブレーキの交換時期は?ローター/パッド/オイル交換の目安は?
目次
最近ではどのメーカーも当たり前のように採用している「ディスクブレーキ」。
ディスクブレーキ車でサイクリングを楽しむ方を目にする機会も増えてきました。
そんなディスクブレーキが普及する中でメンテナンスや消耗部品の交換について、気になっている人も多いはずです。
今回の記事では、ディスクブレーキの交換時期について解説していきます。
ローター/パッド/オイルといった各パーツを交換する目安について把握していきましょう。
ディスクブレーキの消耗部品
ディスクブレーキを継続して使用する中で交換が必要となる消耗パーツとしては以下のものが挙げられます。
- ・ブレーキパッド
- ・ローター
- ・オイル
まずは各パーツの概要について把握してみましょう。
①ブレーキパッド
ブレーキパッドは、ディスクブレーキのキャリパーに搭載されているパーツで、左右のパッドがローターを挟み込むことで車体を減速、停止させていきます。
リムブレーキでいうところの「ブレーキシュー」に該当するパーツでもあり、ローターを挟んで使用するため摩耗が生じます。
②ローター
ローターは、ホイール側に取り付けられている円板の形をしたパーツです。
ホイールと共に回転をする中で、ブレーキをかけるとローターが左右からブレーキパッドに挟み込まれる形で減速、停止が行われます。
ブレーキパッドと同様に摩耗が生じるため定期的な交換が必要なパーツです。
③オイル
油圧式のディスクブレーキを使っている場合には、ブレーキレバーとブレーキキャリパーを繋ぐケーブルの内部にはオイルが充填されています。
ワイヤーを引っ張るのではなく、オイルに力を加えることでキャリパーを動かすため、小さい力で使用することが可能です。
外部からは見えない部分ではありますが、使用を続けると熱によってオイルが劣化してしまい制動力の低下を招いてしまいます。
ディスクブレーキの交換時期を解説
それでは、ディスクブレーキの各パーツの交換時期について解説していきます。
パーツの消耗具合や時期による交換の目安を把握して、適切な時期に対処できるようにしてください。
①ブレーキパッドの交換目安
ブレーキパッドは摩耗によってパッド部分の厚みがすり減ってくるため、一定以下の厚みになったときが交換のタイミングです。
SHIMANO製のブレーキパッドであれば「0.5mm」というのが基準になっており、この厚みを下回る場合は交換が必要となります。
ブレーキパッドの摩耗がひどくなると制動力が低下してしまいます。使用した際に「キーキー」と異音が生じることもあるので、違和感などを感じた際はチェックをしてみましょう。
②ローターの交換目安
ローターもブレーキパッドと同様に厚さによって交換時期を判断することができます。
SHIMANO製のローターでであれば「1.5mm」というのが基準になっています。お店などで計測した際に厚みが1.5mmを下回っている際には交換をしてください。
③オイルの交換目安
オイルの交換は「年に1回」を目安に行うことが推奨されています。
もちろん走行頻度によって年に1回ではなくても大丈夫なケースがありますが、毎週ロードバイクに乗られるような方であれば年1回のオイル交換がおすすめです。
オイルが劣化すると制動力が低下したり、ブレーキの引きが重くなったりすることがありますし、使用した際に異音が生じることもあります。
使っている中で何か違和感を感じた時には、お店に持って行ってメンテナンスを受けてみましょう。
まとめ
ディスクブレーキの交換時期について解説していきました。
リムブレーキと比べてディスクブレーキは日常的なメンテナンスがあまり必要ではないため、ついつい放置してしまいがちな部分ではありますが、消耗したパーツは交換しなければなりません。
ロードバイクにとってブレーキは安全上最も重要なパーツでもあるため、パーツの消耗によって機能不全になるのは避けなければなりません。
各パーツの交換時期を確認し、日々のライドで使用感のチェックをしながら適切な時期に対応できるようにしてみてください。
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