【サドルバック】と【ツールボックス】どっちが良い?それぞれの特徴を比較!
目次
サイクリングに出かける際のパンク対策として、替えのチューブやタイヤレバー、携帯ポンプなどを持って行く必要があります。
これらの道具を収納するアイテムとして「サドルバック」と「ツールボックス」の2つが考えられますが、皆さんはどちらを使っているでしょうか。
それぞれの特徴を理解した上で、自分のサイクリングのスタイルに合わせた選択をしてみましょう。
そこで今回はサドルバックとツールボックスの特徴を比較していきます。
サドルバックのメリット・デメリット
シートポストの後ろ側に取り付けるサドルバックのメリットとデメリットを紹介していきます。
①メリット
サドルバックのメリットとしては以下の2点です。
・サイズの幅が広い
・2本目のボトルを積む余裕ができる
まず、サドルバックの利点として挙げられるのが「サイズの幅広さ」です。
一般的なサイクリングでパンク修理キットを収納するだけであれば1L程度の容量で十分ですが、キャンプ道具など大きな荷物を載せる場合、10〜15Lといった大容量のサドルバックを取り付けることもできます。
ロングライドやキャンプライド、ブルベなど、さまざまな荷物が必要になるようなサイクリングにおいて、収納容量の幅が広いサドルバックが向いています。
また、ダウンチューブ部分に加えて、シートチューブ部分にもボトルを積むことができるので、夏場などより多くの水分が必要なサイクリングで重宝します。
②デメリット
サドルバックのデメリットとしては以下の点です。
・ダンシングの際に負荷になる
・テールライトの取り付けに苦労する
・取り付けが面倒
サドルの下に取り付ける形になるため、ダンシングによってサドルが振られる状態になると、負荷が増えてしまいます。
ヒルクライムなどダンシングをする機会が多い場面では、重量バランスを悪くしてしまうかもしれません。
そして、サドルバックを使うと、シートポストに取り付けたテールライトとの兼ね合いが難しくなるでしょう。
また、サドルバックは基本的にマジックテープでシートポストに固定する形になっているため、脱着が若干面倒なのも難点です。
ツールボックスのメリット・デメリット
出典: Amazon
シートチューブに取り付けるツールボックスのメリットとデメリットを紹介していきます。
①メリット
ツールボックスのメリットは以下の2点です。
・セッティングが簡単
・ダンシングでも気にならない
ツールボックスはシートチューブに取り付けたボトルケージに差し込むだけでセッティングができるので、脱着が非常に楽なのが大きなメリットといえるでしょう。
さらに、サドル部分がスッキリするためダンシングをしても余計な負荷がかかることがありません。
②デメリット
ツールボックスのデメリットは以下の点です。
・サイズの幅が狭い
・ボトルが1本しか積めない
ツールボックスは基本的にボトルケージに収まるかつシートチューブの長さよりも短くなければなりません。
そのため、サイズ幅の選択肢としては非常に狭く、荷物が増えるとツールボックスでは対応できなくなるでしょう。
さらに、シートチューブに取り付けるため、ボトルも1本しか積むことができなくなります。
サイクリングのスタイルに合わせて使い分けよう
サドルバックとツールボックの特徴を抑えた上で、自分のスタイルに合わせた使い分けをしていくのがおすすめです。
例えば、このような感じで使うアイテムを決めてみるといいでしょう。
・休日のサイクリング(50~100km程度):ツールボックス(パンク修理キットなど)
・冬場のサイクリング:サドルバック(パンク修理キット)+ツールボックス(ウインドブレイカー)
・夏場のサイクリング:サドルバック(パンク修理キット)※ボトルを2本積む
・キャンプライド:サドルバック(大)
結局はどんな荷物を持って行くかが重要になりそうです。
荷物の量や収納する場所のバランスを考えて、上手に使い分けてみてください。
まとめ
サドルバックとツールボックスの比較をしていきました。
まったり走る程度の方であれば、ツールボックスを使ってサドル周りをスッキリさせるのがおすすめといえます。
それを始点にした上で、荷物の量や季節などに応じて柔軟に対応してみるといいでしょう。
サイクリングは携行品をいかにシンプルに抑えるかも重要になります。
よりシンプルかつスッキリとしたパッキングで走れるよう、収納アイテムもじっくりと考えてみましょう。
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