1×13速の時代!リア13速のカンパニョーロのグラベルコンポ【EKAR(エカル)】とは?

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出典:Campagnolo

ロードバイクのギアといえば長らく「前:2枚」「後:11枚」の時代が続いていましたが、最近ではマウンテンバイクを中心にフロントシングル+リア12枚のギアが多くなっています。

「フロントシングル+リア多段化」というトレンドになっている中で、ついにカンパニョーロからリア13段のコンポーネントが登場しました。

そこで今回はカンパニョーロから登場した1×13速のグラベルコンポ「EKAR(エカル)」について紹介していきます。

 

リア13段のカンパニョーロ「EKAR(エカル)」とは?

◆公式サイト:https://www.campagnolo.com/US/en/Mechanical_Groupsets/ekar/gravel2

カンパニョーロは2020年9月25日に新しいグラベル用コンポーネント「EKAR(エカル)」を発表しました。

フロントシングルに加えて、リア13段というこれまでにない変速システムを導入し、グラベルコンポとして世界最軽量というパフォーマンス性能も満たした新時代のコンポーネントと言えるでしょう。

オフロード走行も想定したグラベルバイクにおいては、路面状況に対応するため変速操作をよりシンプルなフロントシングルにする傾向にありました。その上で足りないギアを補うためにリアの段数を増やして、反射的なギア操作を可能としながら幅広い路面への対応を可能にしています。

さらに、各パーツも13段専用にリニューアルされており、チェーンが暴れるのを防ぐリアディレイラーやワイドレシオなスプロケット、操作のしやすさを加えたシフトレバーなど、新時代のグラベルバイクに寄り添ったデザインに仕上がっています。

【Campagnolo EKAR】

 

カンパニョーロ「EKAR(エカル)」の値段は?

カンパニョーロの新しいグループセット「EKAR(エカル)」ですが、やはり気になるのはお値段ですよね。

現時点での定価は以下のようになっています。

 リアディレイラー

36,850円

シフトレバー(左)

45,100円

シフトレバー(右)

56,650円

スプロケット

39,600円

チェーン

6,820円

クランク

51,700円

BB

4,840円

合計

241,560円

SHIMANOのデュラエースの価格が20万円超ぐらいなのを考えると、高すぎるというほどでもないかもしれません。

ただ、EKARは13速用の専用設計だと考えられるため、部分的に導入するというのは不可能でしょう。

手が届かないほどの価格ではありませんが、ロードバイクが1台買えちゃうだけの価格なのは、さすがカンパニョーロといったところです。

以下はGCNが投稿したEKARの紹介動画です。

 

フロントシングル+リア多段化でロードバイクはどうなる?

カンパニョーロのEKARに代表されるように、近年の自転車業界は従来の「前2枚・後11枚」というギア構成を徐々に見直しており、フロントシングル+リア多段化という流れが人気を集めています。

特に、オフロード走行も視野に入れたグラベルバイクやマウンテンバイクでは、フロントシングルが主流になりつつあると言えるでしょう。

ロードバイクにも同じような流れが来るかもしれません。

では、フロントシングル+リア多段化になることで、どのようなメリット・デメリットが生まれるのか考えてみましょう。

 

①片手のみの直感的な操作が可能

従来のギアは右手でリア、左手でフロントのギアを操作する仕組みになっていました。

急な路面状況の変化に対しては、瞬間的に両方の手でギアを素早く操作する必要があったため、瞬間的な対応が難しくなってしまうでしょう。

フロントシングルであれば、シフト操作は右手のみになるので、より直感的な操作が可能になります。

路面の微妙な変化に対して素早くギアを合わせることができるため、より効率的な走りが可能になるでしょう。

 

②リア13段ならクロスレシオも対応可能?

フロントシングルの弱点として挙げられるのがリアが「ワイドレシオ」になることです。

前が1枚な分、後の幅を広くすることでさまざまな路面に対応できるような設計になっているのですが、ギア1枚1枚の差が大きくなってしまい、シフトチェンジがスムーズに行えなくなる可能性があります。

また、1枚1枚の差が大きくなると、ギアの微調整ができなくなるため「4枚目と5枚目の間が欲しい」といった具合にちょうど良いギアで走れなくなることも考えられます。

ただ、EKARのようにリアを13段にまで増やせば、そういった問題も解消されるでしょう。

リアの枚数を増やすことでワイドレシオをキープしながら、1枚1枚の差を詰めるクロスレシオを両立したコンポが可能になり、フロントシングルの弱点を補えられるかもしれません。

 

まとめ

カンパニョーロから新しく登場したリア13段のグラベルコンポ「EKAR(エカル)」を紹介しました。

SRAMでもフロントシングルタイプが多くなっていますし、SHIMANOでもグラベルやマウンテンバイクでは1×11,12枚といった構成のコンポがラインナップされています。

今後、各メーカーがフロントシングル+リア多段化の流れを強めることが予想されるので、気になった方はぜひカスタマイズを検討してみてください。

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