【自転車保険の使い方】を知っていますか?もしもの自転車事故も冷静に対応しよう

自転車の煽り運転 

日常的な移動やサイクリングなど目的を問わず自転車に乗っている方はもれなく加入しておくべき「自転車保険」。

自転車事故を起こして多額の賠償金が発生するリスクや自分が怪我をした際の治療費をカバーするためにも、自転車保険には加入しておきましょう。

しかし、自転車保険に加入しているだけでは不十分で、トラブルが起きた際に正しく活用できなければ意味がありません。

「確か保険には入ってるけど、どこに連絡して何から手続きをすればいいの?」と迷う前に、自転車保険の使い方を頭に入れておきましょう。

今回はそんな自転車保険の使い方について解説していきます。

 

最初に自転車保険の補償内容をチェックしよう

まずは自分が加入している自転車保険の補償内容をチェックしてみてください。

どの補償で何がカバーできるのかを把握することで、補償内容が十分かどうかの判断もできます。

自転車保険で提供されている主な補償内容としては以下の通りです。

  • ◆ 傷害保険
  • → 自転車事故で”自分”が怪我または死亡した場合に保険金が受け取れる
  • (死亡保険金・後遺障害保険金・入院保険金/一時金・手術保険金・通院保険金)
  • ◆ 個人賠償責任補償
  • → 自転車事故で”相手”が怪我や死亡した場合に発生する賠償金を補償
  • (最大◯億円など)
  • ◆ 弁護士特約
  • → 事故を起こした際に示談交渉を代行してもらえる
  • (示談交渉サービス・弁護士費用の補償)
  • ◆ 自転車ロードサービス
  • → 自転車の事故や故障などで走行不能になったばあいに搬送するサービス
  • ◆ 車両盗難特約
  • → 自転車が盗まれた場合に保険金が受け取れる

 

上記の補償内容のうち自転車事故の金銭的な補償において重要なのは「傷害保険」と「個人賠償責任補償」の2つです。

特に、自転車事故で相手を死亡させてしまった場合に発生する高額な賠償金に対応するためには、「個人賠償責任補償」の補償金額が十分でなければなりません。

まずは自分が加入している自転車保険を調べて、上記の表を参考にしながら補償内容をまとめてみてください。

 

自転車事故を起こしてしまったときの対応

では、自転車事故を起こしてしまったときの対応を順を追って解説していきます。

どのようなタイミングで自転車保険を活用するのかに注目しながら手順を把握してみてください。

 

①安全確保と救急車の手配を最優先に行う

自転車事故を起こした場合、何よりもまず最初に行うべきなのが被害者(もしくは自身)の安全確保救急車の手配です。

車道上での事故の場合、その場に止まり続けていると二次災害が起きる危険性があります。

被害者と自分の安全を確保した上で、被害者の怪我の状況を見ながら必要に応じて救急車を手配してください。

 

②警察には必ず連絡する

次に必ずしなければならないのが「警察への届出」です。

警察への届出をしなければ保険を適用することができなくなりますし、ケースによっては報告義務違反に該当する可能性があります。

「示談にしませんか」や「100%自分が悪いと念書を書け」など、警察を通さずに対応を使用するケースもありますが、それだと保険が適用できなかったり、後々のトラブルにも発展します。

自転車保険を確実に活用するためにも警察への届出を忘れないでください。

 

③交通事故証明書を発行する

通報によって警察がかけつけると、事故現場の確認が行われます。

現場確認の結果を元にその内容が自動車安全運転センターに送られ「交通事故証明書」が発行されます。

この証明書があると、保険会社に保険金の請求ができるようになるので、事故発生後に状況が落ち着き次第、証明書の申請を行ってください。

 

④保険会社への連絡を行う

ここまでの段階を経た上で初めて保険会社への連絡を行います。

電話またはネットを通じて保険会社に問い合わせ、事故の状況を細かく説明すると、保険会社からその後の流れについての説明が行われます。

保険金を受け取るまでの流れや必要書類などの説明も行われるので、しっかりと確認するようにしてください。

 

⑤事故の調査や必要書類の提出

事故の受付を行うと、支払われる保険金の金額を確定するための調査が行われます。

事故の状況や損害の状況、治療の経過など、保険金を算出するのに参考となる情報が調べられます。

自身の怪我の治療費を補償してもらう場合には、診断書や請求書などの提出が必要になります。

自転車本体や携行品の損害については、修理見積書損害状況がわかる写真などを用意しましょう。

また、相手方の保険会社から損害状況が送られてくることもあります。

 

⑥保険金の確定+受取

事故調査が行われると、保険金が算出され金額が確定します。

確認手続きを経ると指定の口座に保険金が振り込まれます。

 

自転車保険を活用するときのポイント

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自転車保険を活用して満足のいく補償を受けるには以下のポイントを意識しなければなりません。

  •  ・事故の状況をできるだけ正確かつ詳細に伝える
  •  ・目撃者を確保する
  •  ・必要な書類はもれなく提出する

 

保険金の算出のための参考となる事故状況は、できるだけ正確かつ詳細に伝えなければなりません。

事故後、冷静になってからでもいいので、事故の模様をメモに残して客観的に状況が把握できるようにしておくといいでしょう。

その際、相手方と証言が食い違うケースも考えられるため、目撃者を確保しておくのもポイントです。

また、病院の診断書や治療費の請求書、修理見積書など、保険会社から求められた書類は不備なく提出してください。

対応を怠ると保険金が下りないケースがあるので注意しましょう。

 

まとめ

自転車事故を起こすと冷静さを欠いて、正しい事故対応ができないケースが多々あります。

1つ1つの手順を確認した上で、保険会社でどのような手続きややり取りが行われるのかを具体的に把握して、もしもの自転車事故に備えておきましょう。

事故が起きた際にすぐ対応できるよう保険会社への連絡先を登録しておくのもおすすめです。

保険会社の使い方をマスターして、事故が起きても冷静に対応できるようにしてみてください。

 

 

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