《解説》パンク修理道具がないときの応急処置の方法
目次
サイクリングの最中にタイヤがパンクして走れなくなったという経験をしたサイクリストの方も多いでしょう。
通常であれば、替えのチューブやタイヤレバーなどのパンク修理道具を携帯して走るため、その場で対応して再スタートすればいいのですが、中には「パンク修理道具すらない」という状況でパンクすることもあるはずです。
パンクした状態では満足に走れませんし、無理して走るとタイヤやホイールを傷めてしまうので、どうすることもできなくなってしまいます。
そんな困った状況を脱するためにも最低限の応急処置を覚えておきましょう。
今回はパンク修理道具がないときの応急処置の方法について解説していきます。
突然のパンクは応急処置で対応して自転車店まで走れるようにしよう
パンク修理道具を持たずにサイクリングに出かけてパンクした場合、走行不能になってどうすることもできなくなってしまいます。
そのような際は身近にあるもので可能な応急処置を行い、とりあえず最寄りの自転車店まで自走できるようにしてみてください。
また、応急処置ができそうな物がない場合は、コンビニやスーパーで道具を調達して対応してもいいでしょう。
走行不能な状況を脱するということを最優先に考えた上で、最善の応急処置を行ってください。
パンク修理道具がないときの応急処置を紹介
では、パンク修理道具がないときの応急処置の方法について解説していきます。
主な方法は以下の3つです。
- ①布ガムテープ
- ②千円札
- ③クリアファイル
- ④新聞紙
では、それぞれの方法について詳しくみていきましょう。
①布ガムテープ
1つ目の方法は「布ガムテープ」を使う方法です。
こちらはタイヤが破れたり、裂けたりした際に使える応急処置です。
タイヤの破れている部分に裏側から布ガムテープを重ねて貼り付けて穴を塞いでみてください。
その上で替えのチューブを入れて空気を入れると何とか走れるようになります。
タイヤが破れているといくらチューブを取り替えたとしても、またすぐにパンクをしてしまいますので、こういった応急措置でその場を凌いでください。
また、破れたタイヤは走行後に速やかに交換しましょう。
②千円札
布ガムテープと同じ要領で「千円札」でタイヤの穴を塞ぐという方法もあります。
千円札であれば財布の中に常備しておけますし、荷物の負担になることもありませんね。
「紙幣で穴を塞いでも大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、意外にお札は水にも強い材質なので問題ありません。
タイヤの破れた箇所に折り畳んだ千円札を当てて、テープなどで固定すれば応急処置になります。
③クリアファイル
「クリアファイル」を2~3cmぐらいの四角形に切り取ったものを使うこともできます。
やり方としては、まず最初に両面テープでタイヤの穴を塞いでその上にクリアファイルを貼り付けてください。
この方法を試す場合は、チューブが破れないように切り取ったクリアファイルの角を落としておきましょう。
④新聞紙
替えのチューブが手元にない場合には、「新聞紙」をタイヤに詰め込むという方法もあります。
コンビニなどで新聞紙を調達して、タイヤの中に詰め込めばとりあえず走れるようにはなります。
少々無理があるかもしれませんが、空気が抜けた状態で走るよりもホイールやタイヤに負担をかけずに済むので、応急処置には向いているでしょう。
もしもの時に備えてロードサービスに加入しておこう
どれだけ対策をしてもサイクリング中のトラブルで走行不能に陥ってしまうことはよくあります。
山の中でパンクをしてしまって、道具もなければ応急処置に使える物も調達できないとなると、いよいよ詰んでしまいますよね。
そういった状況に備えるためにも「ロードサービス」が使える自転車保険に加入しておくのがおすすめです。
ロードサービスを利用すれば走行不能に陥っても、スタッフが駆けつけて目的地まで搬送してくれます。
自転車保険にロードサービスがあるかどうかで安心感が大きく異なるので、保険選びの基準としても検討してみてください。
【ロードサービスのある自転車保険】
- ・au損保
- ・BiSPA
- ・自転車安心パスポート
- ・y’s road
- ・ZuttoRide CycleCall
まとめ
パンク修理道具を携帯しておけば、サイクリング中にパンクをしても冷静に対処して再び走り出すことができます。
しかし、トラブルが起きた状況によっては対処ができず走行不能に陥ってしまうこともあるでしょう。
なので、今回ご紹介した応急処置を覚えておき、あらゆる状況に柔軟に対応できるようにしてみてください。
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