安易に真似するのは控えよう!プロの選手はやるけど真似しない方がいい事【8選】

ツール・ド・フランスなどでプロのレースを観て憧れを抱く人も多いでしょう。

プロ選手の走りは何ともカッコいいのですが、その中には「プロだからこそできる/やる事」というのがあります。

アマチュアライダーの私たちが真似をしてもメリットがほとんどない上に危険を招く可能性もあるので注意してください。

そこで今回はプロの選手はやるけど真似しない方がいい事を解説します。

 

◆ダウンヒルでのクラウチングポジション

ダウンヒルでトップチューブに跨って空気抵抗を抑える走り方を「クラウチング」や「スパータック」と呼びますが、こちらは大変危険なので真似をしてはいけません。

最近では、安全上の理由からプロのレースでもクラウチングポジションが禁止されています。

バイクの操作が難しくなるだけでなく、路面の凹凸や急なカーブに対応できず落車してしまい、致命的な事故に繋がる可能性もあります。

アマチュアライダーの私たちが下りで多少速く走れるからといって、このような危険を犯すメリットは全くありません。

プロがやっているからという理由で安易に真似をするのはやめてください。

 

ハンドルに腕を乗せるTTポジション

プロのレースで最近禁止された走り方の1つとして「TTポジション」も挙げられます。

これは主に平地を走る際に上腕をハンドルの上に置くポジションのことで、TTを走る時に近い体勢になることで空気抵抗を軽減することができます。

しかし、ハンドルを握っておらず、ブレーキ操作もできないため咄嗟の事態に対応できなくなるので真似しない方がいいでしょう。

TTポジションをするときは専用のハンドルを取り付けた上でやってください。

 

コーナーを攻める走り方

プロ選手がコーナーを最短時間で走り抜けるために、際どいコース取りをすることがありますが、これを真似するのも大変危険です。

公道では片側車線しか使えませんし、コーナー付近で中央にはみ出すような走り方をすると対向車と正面衝突する可能性もあります。

ホビーレースなどで勝つためにコーナーを攻める人もいるかもしれませんが、リスクに対してリターンが見合わないのでやめた方がいいでしょう。

 

走りながらウェアの脱着する

ヒルクライムやダウンヒルなどでの温度調整のためにウインドブレーカーの脱着をすることがありますが、基本的にはロードバイクを降りてやるのがおすすめです。

プロの選手は走りながらウェアの脱着をしていますが、両手を離して走ること自体危ないですし、その状態でウェアを着たり、脱いだりするとバランスを崩してしまう恐れがあります。

脱着に手間取ってフラフラしてしまい後続車に迷惑をかける可能性もあります。

 

極端な前傾姿勢のポジション

プロ選手は空気抵抗を最小限に抑えるために前傾姿勢がとれるポジションを採用しています。

しかし、極端な前傾姿勢でスピードを出すためには、柔軟性や体幹の強さ、筋力など高いレベルが求められます。

プロがやっててカッコいいからと無理なポジションをしてしまうと身体を痛めてしまうこともあるので、キチンと自分の体格やレベルにあったポジションにしてください。

 

車を風よけに使う

プロレースで遅れた選手が集団に戻るために車を風よけにして走ることがありますが、公道でこれを真似するのは当然危険なのでやめてください。

前方の車との車間距離が短いと咄嗟の事態に対処できません。前の車がブレーキをかけた場合に追突してしまう可能性も高いです。

追突事故になってしまうと過失割合についても相当不利になってしまう可能性が高いので、車間距離を十分に確保して安全に走るようにしてください。

 

車体重量6.8kg制限を厳密に守る

UCIのレースでは使用するロードバイクの重量が6.8kg以上でなければならないという制限が設けられています。

ただ、アマチュアの方に関しては、それを厳密に遵守する必要はありませんし、この基準はかなり前にできたルールでもあるため、今のロードバイクの技術であれば、安全性を損なわずにより軽くすることも可能になっています。

そのため、重量制限のあるレースに出場しないアマチュアサイクリストであれば、軽さをとことん突き詰めたロードバイクに乗るのもおすすめです。

 

補給食のゴミを道に捨てる/走りながら用を足す

上記の2つはプロのレースでよく見かける光景ですが、普通にマナー違反なので真似をしてはいけません。

プロのレースではゴミを捨てたり、用を足すゾーンがルールによって規定された上で運営がなされています。

普段のサイクリングでそれを真似すると顰蹙を買うのでやめましょう。

 

まとめ

プロ選手はやるけど真似はしない方がいい事を紹介しました。

レースを観てプロの選手がやっているからという理由で安易に真似するのは控えてください。

もちろんスキルアップの参考になる部分もありますが、プロ選手の高い身体能力と鍛え上げたスキルがあるからこそ可能なことも多いです。

アマチュアの方が真似をすると危険を招く可能性も高いので注意してください。

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