自転車作品の定番!実写版映画「弱虫ペダル」を見た感想!ピークスパイダーは無理なのか!?

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自転車漫画の決定版「弱虫ペダル」の実写映画が公開されたということで、早速観に行ってみました。

「キャストの走行シーンはどうだった?」「漫画・アニメのシーンは再現されている?」など、観る前から気になる点はいくつかったのですが、それらも踏まえて映画の感想や原作との違いなどを書いていきます。

 

映画「弱虫ペダル」の作品情報・キャスト

まずは、映画「弱虫ペダル」の作品情報・キャストをご覧ください。

①作品情報

監督:三木康一郎

脚本:板谷里乃、三木康一郎

原作:渡辺航「弱虫ペダル」

製作:寺西史、日高峻、鴨井雄一、澤岳司

音楽:横山克

主題歌:King & Prince「Key of Heart」

制作会社:デジタル・フロンティア

配給:松竹

公開:2020年8月14日

上映時間:112分

 

②キャスト

小野田坂道:永瀬廉 (King & Prince)

今泉俊輔:伊藤健太郎

寒咲幹:橋本環奈

鳴子章吉:坂東龍汰

巻島裕介:栁俊太郎

田所迅:菅原健

杉元照文:井上瑞稀

金城真護:竜星涼

寒咲幸司:皆川猿時

 

映画「弱虫ペダル」と原作との違い

実写版ということで原作漫画・アニメのストーリーとは一部異なるストーリーになっていました。

また、原作でお馴染みのシーンがカットされるなどもあったので、その辺の違いを紹介します。

 

①ストーリーはインターハイ予選大会まで

まず、映画「弱虫ペダル」のストーリーが原作のどこからどこまでなのかというお話です。

映画では坂道君が高校に入学し、今泉君と出会い自転車部に入部してからインターハイ予選千葉県大会までが描かれています。

インターハイについてはキャラクター1人1人を描く上で映画1本じゃ尺が足りないという判断でカットされたそうです。

そのため、真波君や新開君などの箱根学園のメンバーや御堂筋君も登場しません。(御堂筋君は今泉君の回想で名前は出てないけどチラッと登場しました)

また、ストーリーの流れ自体も少しばかりのカットを加えて映画の尺に収まるようにしていました。

 

原作では

「小野田君が今泉君と出会う」→「裏門坂で勝負する」→「自転車部に入部する」→「1年生レース」→「上級生とのペア練習」→「合宿で1000km走破」→「インターハイ予選」

こんな感じの流れでしたが実写版では、合宿での1000km走破のシーンがカットされ、「上級生とのペア練習」を合宿として行うといった描き方になっています。

そのため、1000km走破で繰り広げられる1年生と2年生(手嶋・青八木)との熱い戦いはカットされていますし、そもそも手嶋・青八木は登場しません。

後、予選のシーンも原作では3年生のみで出場するのですが、映画では1年生3人ともが出場します。

こんな感じで実写版は1年生キャラの成長に焦点を絞っており、他のキャラの背景などは抑え気味になっています。

 

②ピークスパイダーは実現不可能か?

弱ペタファンなら実写映画を観て一番気になったのが3年生クライマーの巻島だと思います。

目つきの悪さやヒョロっとした体型などは再現されており、キャラクターの人柄や雰囲気はよく再現されていたのですが、巻島の得意技でもある「ピークスパイダー」は登場しません。

確かに、ロードバイクをあれだけ左右に振るダンシングを実写でやるのは不可能だと思いますし、やったとしてもギャグ感が出てしまうので雰囲気を壊してしまうでしょう。

ただ、実写版では1年生メンバーの成長がメインに描かれているため、巻島に関してはただ愛想の悪い先輩みたいな感じになっており、「この辺が落とし所なのかな」と思いました。

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映画「弱虫ペダル」の感想

調べてみるとキャスト陣のほとんどがロードバイク未経験という話もあり、レースシーンなどはどうなっているのかなと気になってはいたのですが、結構本格的な感じになっていたので見応えがありました。

 

①ロードバイクのブランドが正規名になってる!

アニメ版の「弱虫ペダル」では、キャラクターが乗っているロードバイクのブランド名が改変されていました。

例えば、鳴子君が乗る「PINARELLO」は「PINARRELO」になっていますし、今泉君の乗る「SCOTT」は「SCOLT」になっています。

実写版ではロードバイクブランドの正規名が使われており映画を観ながら「あっピナレロだ!」「このアルテグラ使ってるの誰だ?」みたいなことを考えながら楽しめました。

おそらく特注をしていない限りは正規モデルだと思うので「鳴子君のヤツはアングリルかな」といった感じで自転車好きは楽しめます。

ちなみに小野田君が乗っているクロモリ?のロードバイクは「エディメルクス」というブランドの「リエージュ75」だそうです。

 

②坂道君の顔が・・(笑)

それはそれで面白かったのでマイナスという感じではないのですが、登り坂を激走する坂道の顔が怖かったです。(笑)

坂道君を演じた永瀬廉さんは顔立ちもはっきりしている方ですし、肌も小麦色ぐらいにやけているので、メガネをかけて上目遣いで必死な顔をすると相当怖くなります。

原作の坂道君は色白で優しそうな顔立ちをしているので、実写とのギャップが面白かったです。

 

③レースシーンは原作よりも現実に近くなっている

映画の終盤で描かれるインターハイ予選のシーンは原作よりも現実のロードレースに近い描き方がなされていました。

原作だと予選はクリテリウムだったと思うのですが、映画だとワンウェイの本格的なコース設定になっていました。

高速道路も走っていたので「高校生の県予選でそこまでできる!?」と思ってしまいましたが、それはそれで見応えがあります。

実際のロードレース中継で見るような上空からの映像も交えており、キャスト陣の走りも含めてかなり本格的です。

しかも、田所で逃げを打って、他は集団を形成し、鳴子に平地を引かせるなんて戦術まで披露してくれたので、ロードレースファンとしてはかなり満足度が高いです。

 

まとめ

「弱虫ペダル」は作品としてのパワーがものすごく強くて、原作漫画やアニメだと心を熱くするようなシーンが盛りだくさんとなっており、実写版でもその「パワー」が引き継がれていたので、胸を打つ青春映画としての出来栄えもすごく良いと思います。

実写版では主に1年生の3人にスポットを当てて、彼らの成長を描くというのが中心になってくるので、その他のキャラクターについては薄い感じになってしまっていますが、映画なのでそこは仕方ないですし、それでも十分楽しめます。

原作ファンや自転車ファンにおすすめの映画ですので、是非ご覧になってみてください!

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