レンタサイクルを利用するときのチェックポイント&注意点
目次
自転車で移動しながら観光をしたり、遠方のサイクリングスポットを走ったりする際に便利な「レンタサイクル」。
自分の自転車を輪行して運ぶ必要がないので身軽に旅行とサイクリングが楽しめます。
しかし、自分の自転車ではないからこそ注意すべきポイントがありますし、レンタサイクル業者によってもサービスの質が異なります。
そこで今回はレンタサイクルを利用する時のチェックポイントや注意点を解説していきます。
レンタサイクルを利用する時のチェックポイント
レンタサイクルを利用する時にチェックすべきポイントとしては以下の5つです。
- ①貸出場所と返却場所(乗り捨て可能かどうか)
- ②携行品(パンク修理キットなど)の有無
- ③タイヤの空気圧は正常か
- ④故障や事故の際の対応や補償について
- ⑤2日以上連続してのレンタルが可能かどうか
利用予約をする前や自転車を借りて乗る直前などに確認しておいてください。
①貸出場所と返却場所(乗り捨て可能かどうか)
基本的にレンタサイクルでは、貸出場所と返却場所が同じのケースが多いです。
「お店で借りて、お店で返す」という一般的な形ではありますが、中には複数の拠点を持つサービスもあり、貸出場所とは異なる拠点に返却できるサービスもあります。
いわゆる「乗り捨て」という形ですが、乗り捨てが可能だとサイクリングの旅程も柔軟に立てられます。
スタート地点とゴール地点が別の場所に設定できますし、貸出場所まで走って戻る必要もありません。
②携行品(パンク修理キットなど)の有無
パンクやその他のトラブルなどに対処できる携行品があるかどうかも確認してください。
特に、パンクに対応できる道具が用意されていないと、サイクリング中に詰む可能性があります。
レンタサイクルによって自転車の整備状態にばらつきがあるケースも多いので、携行品がない場合は最低限自分で用意しておくと安心です。
③タイヤの空気圧は正常か
タイヤの空気圧が最低限走行に耐えうる程度になっているかを確認してください。
しっかりとしたお店であればレンタル前に空気圧を適正に保った状態にしてくれますが、無人レンタルのサービスや整備がいい加減な業者だと、タイヤの空気が入っていない場合があります。
タイヤの空気圧が心配な方は、対面でレンタル手続きができるサービスを選んでその場で対応してもらったり、無人サービスの場合は口コミなどをチェックしたりしてから利用しましょう。
④故障や事故の際の対応や補償について
レンタル中のトラブルに対してどのような対応がなされるのかもチェックしてください。
特に事故が生じたときや自転車本体や装備品が故障・破損したときの対応は重要です。
レンタサイクルを利用するのに併せて保険に加入しているかどうかや、自己負担になるケース、トラブルが起きた場合の連絡先などキチンと把握しておきましょう。
⑤2日以上連続してのレンタルが可能かどうか
大規模なサイクリングコースを複数日に分けて走る場合は、2日以上連続してレンタルが可能かどうかをチェックしてください。
サービスによって連日利用が可能なものと、同日のみしか利用できないものがあります。
例えば、琵琶湖や淡路島を2日に分けて1周するといったサイクリングをする場合には、2日以上連続してレンタルができるサービスを選びましょう。
レンタサイクルを利用する時の注意点
レンタサイクルを利用する時の注意点は以下の4つです。
- ①整備不良の自転車が当たるときがある
- ②サービスによって当日予約しかできない場合がある
- ③乗り捨てができる場合でも駐輪場が満車だと停められない
- ④走行距離や走る場所に適した車種を選ぶ
意外な見落としが原因で旅行先で失敗することがあるので必ず確認しておきましょう。
①整備不良の自転車が当たるときがある
レンタル料金が著しく安いサービスや無人レンタルを行なっているサービスなどでは、整備不良の自転車に当たる可能性があります。
サービス側の管理が甘いケースもありますし、不特定多数が利用するものでもあるので、タイヤがパンクしていたり、部品が故障していたりなど、まともに走れないトラブルが生じる可能性があります。
その他にも、電動自転車の充電が不十分だったというケースも考えられます。
②サービスによって当日予約しかできない場合がある
いわゆる「シェアサイクル」と呼ばれるサービスでは、利用直前にレンタルの予約をするタイプがあります。
そのため、自転車に乗る直前まで空きがあるかどうかが分からないというデメリットがあります。
特に、利用が集中するタイミングだと旅行先で自転車が借りられないというトラブルが生じる可能性もあるでしょう。
③乗り捨てができる場合でも駐輪場が満車だと停められない
複数の拠点を持ち乗り捨てが可能なレンタサイクルは確かに便利ですが、返却する拠点の駐輪場に空きがなく返却ができないというケースもあります。
無人レンタルのサービスだと、拠点内にある駐輪場に停めて返却をするのですが、返却予定の駐輪場が満車だと返却ができません。
なので、こういった点が心配な方は対面で返却する形のサービスを選ぶのがおすすめです。
④走行距離や走る場所に適した車種を選ぶ
走るコースや距離、ペースなどに応じた車種を選んでください。
30km以上の長距離を走るのにミニベロを使うのはあまりおすすめではありませんし、観光地を巡りながら走るのにロードバイクでは少々不便です。
旅行全体の予定やコンセプトをイメージしながら、最適な車種を選んで快適にサイクリングを楽しみましょう。
まとめ
レンタサイクルを利用する時のチェックポイントや注意点を解説しました。
旅先でサイクリングを楽しむのに便利なサービスではありますが、日頃から自分でメンテナンスをしている自転車ではないので、利用の際には注意が必要です。
その他にも、レンタサイクル業者によってサービスの内容が異なるため、利用前に必ず確認するようにしてください。
こちらの記事もよく読まれています!